「はは、わしの前に卵料理などこざかしい!!」
平沢の嘲笑をふくんだ叫びが議事堂をまんべんなく覆いつくした。 挨拶もそこそこに初対面の平沢にどなられたことは玉子の 緊張感をほぐす上では逆によい効果をもたらした。 「で、でも、先生に言われたとおりのものをお作りしたつもりです!」 玉子はあいてのみぶんすら忘れているようだ。 玉子はただのいち新聞記者、平沢は新進気鋭のスポーツ平和党の名誉顧問である。 「これが、卵料理だと!?ふん、極楽のメニューがきいてあきれるわ!!」 ひらさわはそう言うと、玉子の乳房をおそるそる指先で触れた。 「ふん、わかってないのはそっちのほうじゃねえか。」 玉子のとなりにいた鶏岡がけだるそうに間を割った。 「鶏岡さん!!」 玉子は腹話術は忍法のひとつだ言って聞かない。 「何だ貴様!!極東新聞のやつらは口のききかたもしらんのか!!」 「あんたこそ何が料理通だよ、これがなんなのかもわからないような人間に えらそうにされたくないね。」 そういうと、鶏岡は音速で議事堂の屋根を突き破ってとびたった! るーらだ、ルーラ!!! 「鶏岡さーーん!!」 残された二人は一生懸命、屋根を直した。 しかし、この事件は自ずと貝殻流産の耳に入ることになるのである、、、、、、、、、。 貝殻流産 陶芸家、書家、そして料理人して鶏岡汁男の父親。 豪快。
by shishamoumai
| 2005-05-19 01:13
|
Link
以前の記事
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||