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とぷりとぷりと時は経ち、日は縮む
だからもう人間的なものはすべて泥臭い金に換金してしまおうというのが
鋼鉄斎のあさはかなたくらみであった。

「ナタリコくん!ナタリコくん!、たいへんじゃじょい!」
なたりこはじゃがいもをつぶすようにトマトをにぎりつぶして
鋼鉄斎も握りつぶした。
「はい、鋼鉄斎、たいへんです、鋼鉄斎。」
鋼鉄斎は成層圏から呼びかけた。
「フィリピンパブ・ブローニュのチェリーちゃんが梅毒だったジョイ!!」
「はい、鋼鉄斎、ばいどくでした、鋼鉄斎。」
ナタリコは、桃尻。
「今から、ちょっとフィリピン大使館にアンモニア入りのペットボトルを差し入れに
いくじょい、マオサンポイだしてくれい!!」
~マオサンポイとは~
壮麗なボディ!近未来的なフォルム!小汚いサイドミラー!
ホモサピエンスの奇跡!人畜無害の懐刀!!豆し・ぼ・り!!!!!!
「はい、鋼鉄斎、マオサンポイはキンニクマンネリけしと交換してありません、はい」
「ちくしょう!!もう、ナニマンだったかわからんくらい練ってしまったじょい!!
こうなったら、徒歩じゃじょい!!」
「はい、鋼鉄斎、はい。」

殴っても殴っても手からこぼれおちるのは夕立のごとき、羞恥心。
それを抗えるのは己自身のの他力のみ。
はじまっていたのか、終わりが見えていたのかは、始まらなければ終わらない
原因より結果、結果より損得、ときとして罪悪。
もうめのまえにひろがるのは悪態ついた飼い犬のみか。
違いのわからぬ腐った、指先など切り裂いて献上してくれよう。
すなわちこれぞヘビの道。

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フィリピンパブ・ブローニュのチェリーちゃん
本国では草刈民代と人気を二分するほどの人気者。
俗説ではあるが、チェリーちゃんファンの童貞率は群を抜いている。
by shishamoumai | 2005-05-13 00:59
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